まずは時間の話ですが、日本人は時間にとても厳しいです。 仕事の時間だけでなく、日常生活のあらゆる形で。 最低でも5~10分前に到着することは日本では当たり前な事であり、最低限の文化と考えられています。

しかし、ベトナムでは5~10分の遅れても許される範囲で、日本みたいにそんなに厳しくないかと思いますが、それ以外にも、真面目なベトナム人が多くいます。彼らは仕事の締め切りを必ず守ります。近年、外資系企業で働いているベトナム人も増えてきて、出勤の時間の問題がだいぶ改善されました。

日本の会社では上下関係、つまり先輩後輩の文化がとても重要です。ここで言う先輩とは自分より年上というわけではなく、自分より先に入社した人のことです。ですので、自分より年が下でも、先に入社されたら、その人に対して常に礼儀正しく振る舞うのをしないといけないです。後輩は先輩の意見を尊重し、耳を傾けなければならないです。

ベトナムでは日本と違って、同僚関係は日本より気楽かもしれません。先輩に率直に自分の意見を述べることができます。そして、誰でも自分より年上の人でしたら尊重します。ベトナム人にとっては年上の人は生活経験を持ち、その人から色んな事が学べるからです。

日本の勤務時間はかなり遅いです。ほとんどの会社の勤務時間は９時から18時です。しかも10時から開始する会社もあります。ほとんどの日本人は一日に1時間以上残業しています。それで帰るのが遅くなることが多いです。彼らは仕事を最優先し、あまり自分自身と家族の時間がありません。それだけでなく、休みの日でも仕事のメールや電話を対応する人が多いです。彼らは仕事の責任を大事に考えて、不快に感じることはありません。

一方で、ベトナムの会社ではだいたい８時から17時まで勤務して、仕事の後は自分自身や家族と時間を過ごす事が多いです。日本人のように残業が好きな人がほとんどいないと思います。すぐやらないといけない事だけで残業します。つまり、日本の労働時間はベトナムに比べてかなり遅いですが、一日のほとんど仕事だけのようです。

日本人は仕事において常に具体的な計画を立て、その計画に基づいて一番良い結果を達成するために進めます。

外出の時もどこに何時に行くか、何をするか計画を立てます。このような計画性は、日本人が仕事と自分の時間を簡単に管理することに役立ちます。しかし、緊急の変更があったら、彼らは混乱し、仕事の再調整に苦労することもあります。

日本人と対照的にベトナム人は突然の変化に適応し、解決するのが得意です。でもベトナム人は計画を立てず、締め切り間際に仕事をすることがよくあります。

例えば、何か2週間以内に終わらせてほしいと言う指示がある場合。日本人なら計画を立て、最初の一週間で終わらせて、残りの一週間は確認したり、編集したりすると思いますが、ベトナム人の場合は最初の週はあまり計画を完了しようとせず、2週間目で締め切り間に合うため努力を延ばします。ベトナム人にとってはプロセスよりも結果を重視することが多いです。

両国の労働文化は異なり、お互いに学ぶべき良い点があると思います。

日本人は他人を尊重する文化が基本で、意見をはっきりと言わない事が美徳とされる事が多く、ほとんど日本人があいまいな話方を日常的に利用しています。職場でも、同僚を傷つけたり気分を害したりしないように、相手のミスや反対する事を率直に指摘しないことがよくあります。彼らは上手く言い回して、自分の本当の言いたい事を相手が理解してもらう事に期待します。

例えば、上司・目上の人の間違いを指摘する時に日本人はよくクッション言葉「私の認識が誤っていたら申し訳ございません、...」を付けながら話して、

そして、「いいえ」と言う代わりに、ほとんどの日本人は「ちょっと、たぶん…」と言います。 直接「ノー」と言わなくても、「ちょっと」は丁寧なノーの言い方だと誰もが理解します。 相手がなぜダメのか具体的に尋ねるよりもほとんどの日本人はその問題を理解し、理由を聞き続くことはしません。

しかし、外個人の私にとってはこのような曖昧な話の理解するのが困難です。今はだんだん慣れて来ましたが、相手の言いたい事が全然読めない時もよくあります。