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特定技能「自動車整備分野」板金塗装業務追加

特定技能の自動車整備分野の業務に板金塗装が追加されました
2022年8月30日国土交通省の自動車整備分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針によると、特定技能外国人が従事する業務は、「自動車の日常点検整備」、「定期点検整備」、「分解整備」の3つでしたが、「分解整備」がなくなり「特定整備」にかわり、プラス「特定整備に付随する業務」の4つになりました。

従来の特定技能制度では「分解整備」をメインに、外国人を受け入れていました。国土交通省は今回の方針変更で、自動車整備で従事できる業務を分解整備から「特定整備」に変更しました。

「特定整備」には従来の「分解整備」に加え、先進運転支援システム(ADAS)のエーミング(機能調整)作業を行う「電子制御装置整備」が含まれます。

エーミングは板金塗装(BP)でも欠かせない作業となっているため、「特定整備」に付随する業務として板金塗装(BP)が加わりました。

これにより、特定技能外国人を雇用している認証工場では、板金塗装(BP)を主業務として従事させることが可能になりました。
まとめると・・・

①「分解整備」→「特定整備」

②「特定整備」にはエーミング(機能調整)作業を行う「電子制御装置整備」が含まれる

③エーミング(機能調整)作業は、板金塗装(BP)でも欠かせない作業

よって板金塗装(BP)を加えて主業務で従事可能となる。

板金塗装(BP)は事故を起こした車両を修理する上で、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転のシステムの機能維持にとって重要な領域の一つです。

板金塗装(BP)事業者は交通事故件数の減少を受けて売上高が減少傾向にはあるものの、高度な板金塗装(BP)技術を維持し、将来に継承していくことも求められています。

外国人技能実習制度の自動車整備でも関連業務として板金塗装(BP)が認められています。


今回、特定技能制度にも板金塗装(BP)が加わることで、外国人の人材活用で選択肢が広がることになります。


出典:日刊自動車新聞20220906

近年自動車整備業の従業員数は、ほぼ横ばいで推移してますが、自動車整備要員の有効求人倍率が上昇するなど、整備業界の人材不足が顕在化しています。
原因としては、若年層の車離れが進んでおり、多種多様な職業選択により、自動車整備士を目指す若者が減少しています。
自動車整備要員の平均年齢は年々上昇しており、2018年には45.3歳に達しています。(2005年40.5歳 → 2018年45.3歳)

この記事の担当者:おつる


Webライター歴1年で外国人職業紹介マッチングサイト「バンベージョブ」でコラムを書いており、サイトの運営責任者も兼ねています。
ラーメン二郎が好きです。

マルエツのハンバーグが好きです。

好きな作家は山崎豊子と池井戸潤、司馬遼太郎です。

好きな漫画は「島耕作シリーズ」「黄昏流星群」

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